教育系Youtuberヨビノリから学ぶノーベル物理賞の歴史とこれからの時代

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ユースタ!!今回のテーマは「ノーベル物理学賞」

アインシュタインでお馴染みのノーベル物理学賞。今回はこの100年における人類の凄まじい進化の軌跡を解説します

今回はいつもより長めでお届けします!ヨビノリさんの素晴らしい解説をもとにじっくり
時間をかけて物理学について学んでいきましょう!

もくじ

今回紹介する教育系Youtuberは!?

チャンネル名:予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」

ヨビノリYouTubeチャンネルサムネイル画像

  • 予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」のチャンネルでは
  • ①大学講座:大学レベルの理系科目
  • ② 高校講座:受験レベルの理系科目
  • の授業動画をアップしており、他にも理系の高校生・大学生に向けた情報提供を行っています

画像引用元/出典:予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」

これぞTHE!!教育系Youtuber。数学と物理は苦手なイメージが強かったですが印象が変わりますよ!

ノーベル物理学賞の歴史をYoutubeで学ぶ

title 電子の予言と発見!ノーベル物理学賞全解説①(1901~1920)

title 光は粒子なのか波なのか?ノーベル物理学賞全解説②(1921~1940)

title 反粒子の発見!ノーベル物理学賞全解説③(1941~1960)

title ついに見つかるビッグバンの痕跡!ノーベル物理学賞全解説④(1961~1980)

title 幽霊粒子をついに捉えた人類!ノーベル物理学賞全解説⑤(1981~2000)

title 正しかった100年越しの予言!ノーベル物理学賞解説⑥(2001~2019)

ノーベル物理学賞解説補足(1900-1920)

物理学解説サムネイル1
1900年初めに電磁気学が完成
→光と電磁波は同じものだと人類が気付いた時代
電磁波に皆が夢中の時代(目には見えない謎の光線、これを解明したい)
→この20年はX線フィーバー、とにかくX線の功績が凄まじい

レントゲン X線の発見 X線照射実験を妻の手で行う。骨が透けた写真を見た妻の感想は「死んだみたいで気持ち悪い」
ローレンツ/ゼーマン 電子の予言 ゼーマンは上司より「電子実験は危険なのでやるな!やったらクビにする」と宣告されるも無視して実験実行。結果職場は解雇されるが世紀の発見を手に入れる
ベクレル 自然放射能の発見 天気が悪い日、机の中に入れていた実験材料が反応していた。太陽から目に見えない放射線が出ている?と気付く
レイリー アルゴンの発見 アンモニアから作った窒素と空気から作った窒素の重さが違う。空気には目に見えない物質が隠れている→アルゴン発見
レーナルト 陰極線の研究 後の様々な研究に役立つ陰極線という実験材料の開発、研究を行う
JJトムソン 電子の発見 ローレンツゼーマンの予想を証明へと繋いだ
マイケルソン マイケルソン干渉計 遠く離れた山と山を結ぶ距離を干渉計で計測。36kmの距離を誤差2cmという驚異的な精度で計測した
リップマン カラー写真の発明 昆虫のタマムシは光の干渉で色が変わる、この原理を利用してカラー写真を発明
マルコニー/ブラウン 無線通信の進展 地球は丸いので水平より隠れている部分は電波は送れないとされていたが、遠くに飛ばす方法を開発、カナダイギリス間の通信に成功
ファンデルクールス 状態方程式 気体と液体は連続的な物とする、であったり様々な分野で使用できる方程式を発明
ヴィーン 熱放射 温度を持った物は電磁波を出す。青白い炎(2500度)と赤い火(1000度)は出す電磁波が違う
ダレーン 自動調節装置 企業家、海上で夜間のみ点灯する装置を作り航海の発展に貢献した
オネス 超電導の発見 この世の最高マイナス温度は-273度、ヘリウムは液体になるのは-269度。オネスはヘリウムの液体化に成功。恐ろしく冷たい液体が出来たことで色んな物質を冷やす実験が出来た。水銀を鬼のように冷やしたら突然電気抵抗が完全ゼロになった。これが超電導、後に医療や様々な産業で大いに役立つ
ラウエ X線回析現象 X線は粒子なのか波長なのかを研究。波長は隙間を通過すると回り込む特徴がありX線にもこの回り込む傾向が見られた
ブラッグ親子 結晶の構造解析 X線を用いて結晶の構造を分析した
バークラ 特性X線 原子に電子をあてるとその電子特有のX線が出る
プランク エネルギー量子の発見 光のエネルギーは飛び飛びである、連続性が無いと立証
シュタルク シュタルク効果 原子に磁場かけると変化が起きるという物を転用し、原子に電場をかけても変化が起きると発見
ギョーム インバー合金 金属はふつう冷やすと縮み熱で膨張する。インバー合金は温度での膨張変化がほぼない。精密機械に使用すると便利

ノーベル物理学賞解説補足(1921-1940)

物理学解説サムネイル2
最初からクライマックス!
物理学賞受賞者史上最高の天才と名高いアインシュタインが登場
→量子論の全盛期
→見えないモノ、小さいモノへの興味が加速
→1905年の奇跡(世界の物理観を変える論文3本)
①光電効果
②特殊相対性理論
③ブラウン運動

3つの奇跡のうち2つがアインシュタイン。
もはや神。

アインシュタイン 光電効果の法則 金属の表面に光を当てると電子が飛び出す。光は波長ではなく粒子じゃないのと説く
ボーア 原子構造 光のエネルギーが飛び飛びならば、電子の軌道も飛び飛びじゃないか、を検証
ミリカン 電気素量 油を帯電させて落下させそのスピードなどから電子一粒の電荷(電気素量)を求めた
シーグバーン X線分光学 X線の波長をさらに細かく分析できるようにした、ひとつの学問を作った。X線を細かく把握=X線照射による結晶分析もより細かく把握できるようになる
フランク/ヘルツ フランクヘルツの実験 電子の原子への衝突実験=ボーアの原子構造が正しい事を証明した
ペラン ブラウン運動 水中で粒子が不規則に動く=これはもしや生命体か、という風潮があった。しかし実は目に見えていない水分子にぶつかりまくって不規則な動きみたいに見えていただけだった。ここから見えてないけど何かがある(原子分子)がいよいよ確証として考えられる
コンプトン コンプトン効果 X線を物体に照射したとき、入射した波長よりも散乱した波長のほうが長いと発見
ウィルソン 霧箱の作成 人工の雲(霧)を作れる装置。転じて電場や磁場を可視化できる装置
リチャードソン 熱電子現象 個体を温めると電子が飛ぶという理論を作る
ドブロイ 電子の波動性 電子は粒子だと思ってるけど、波動としての性質を持ってるんじゃないかと考えた。(大学在学中にこの論を考えた)
ラマン ラマン効果 物質に光を入射したとき、散乱された光の中に入射された光の波長と異なる波長の光が含まれる現象を発見
ハイゼンベルク 不確定性原理 「位置」が決まると「速度」が定まらなくなる原理。一般の世界では位置が決まりそこから動かなければ速度が0と決定するが量子の世界はこれが通用しない
シュレディンガー 新しい形式の量子論 上記ドブロイの性質について具体的に理論にまとめた
ディラック 陽電子の予言 上記シュレディンガーの新しい形式の量子論に相対性を持たせるるべきだと予言。そこから更に電子(負の電荷)には必ず反対の要素を持つ電子(陽の電荷)が存在するはずだと予言
チャドウィック 中性子の発見 めちゃくちゃ透過性の高い放射線を発見。更に陽子を弾き飛ばすパワーを持ってる。これもしかしてプラスマイナスどちらでもないプラマイ0で陽子くらいの質量の物質なんじゃない?からの中性子の発見
ヘス 宇宙線の発見 放電装置を地上からどんどん上空へ飛ばし「地上より上空の方が放射線が強い」「放射線は地球内部からではなく宇宙から地球に注がれている」「宇宙から色んなものが地球に降り注いでいる」と発見。今も1秒に1個くらい降り注いでいる
アンダーソン 陽電子の発見 霧箱で宇宙線を調査。負の電荷と逆の動きをする物質を発見。陽電子を発見
ディビソン/トムソン 電子回析現象 波動であり粒子の特性をもつ、粒子であり波動の特性を持つといった通常では考えられないが量子の世界ではあり得る二重特性について研究
フェルミ 新放射性元素の発見 高速の粒子をあてて、破壊すると色々なデータが拾える。この破壊実験で人口の放射性元素をたくさん作った(40種類)
ローレンス サイクロントロン 精密で様々な実験に使用できる加速器を直線で作ろうとすると日本列島縦断くらいの長さが必要になる。それは不可能なのでうまく小さい面積の円形でぐるぐる回す加速器を開発した

ノーベル物理学賞解説補足(1941-1960)

物理学解説サムネイル3
原子や原子核が解明されてきた
更に細部に注目し、根本である素粒子に注目が集まる
常温常圧で取れないデータは、めちゃくちゃ冷やす、めちゃくちゃ高圧にするなど負荷をかけて
新しいデータを取り出す。それが出来る時代になってきた。
1950年以降は同時受賞が増えてきた。

シュテルン スピンの存在 電子は地球でいうところの自転的な動きでアップスピンとダウンスピン動きを持っている
ラービ 核磁気共鳴法 医療機器のMRIの元となる原理
パウリ 排他原理 1つの量子に同じ粒子は2個入らないという原理。1つの軌道上に2個同じ電子がまわっているように見えても実際はスピンの向きが違ったりととにかく複数個が完全一致しない
ブリッジマン 高圧物理学 通常が1気圧、これを数万倍まで高気圧な空間を作りそこで実験を行うと通常と違うデータたがとれた。一つの学問として昇華。地球内部の研究に役立つ
アップルトン 電離層 大気に電離層という電波を反射する層があることに気付く。この層のおかげで地球上いたるところで通信が出来る
ブラケット 霧箱の改良 初期の霧箱はコスパが悪かったので改良
湯川秀樹 中間子の予言 日本人登場!一つの空間にプラスの量子が2つ隣り合わせでなぜ互いに反発しないのか。これはこのお互いをキャッチボールのように結びつける中間で何か作用している物質が存在するのではないか?中間子と名付け予言
パウエル 中間子の発見 上記中間子を発見した
コックロフト/ウォルトン 原子核変換 人工的に原子核を違う物質に変えた。リチウム+陽子→2つのヘリウムに変換した
ブロッホ/パーセル 個体液体のNMR NMRとは核磁気共鳴のこと。ラービの理論が個体にも液体にも使えることを証明
ゼルニケ 位相差顕微鏡 これまでの顕微鏡は透明な物が見れない。透明とはいえど、厚みがあり光の進み具合が違うのでこのスピード差を利用して情報を取る。医学の発展に貢献
ボルン 確率解釈 シュレディンガーが波動に関して理論を出していたが、そこから波動関数の絶対値の2乗が確率密度という解釈を見つけ出す
ボーテ 同時係数法 放射線計測の新しい方法を生み出す
ラム 水素の微細構造 今までのシュレディンガーの理論を用いて量子構造を分析すると、微妙に計算通りにいかない。何かがずれる。これ新しい学問の種になるよ→量子電磁力学の構築へつながる
リッシュ 異常磁気モーメント 今までのシュレディンガーの理論を用いて量子構造を分析すると、微妙に計算通りにいかない。何かがずれる。これ新しい学問の種になるよ→量子電磁力学の構築へつながる
ショックレー/バーデイン/ブラッタン トランジスタ トランジスタを使うと電流の流量を調整出来る→半導体開発→電子機器の小型化につながる
ヤンリー パリティについての洞察的研究 空間反転した(鏡に映した)ときに物理法則が同じにならないことに気付く
チェレンコフ/タム/フランク チェレンコフ効果 この世界で最も早いのは「真空中の光」これが物質の中だと少し遅くなる。このとき高速の粒子が光よりも早くなると青っぽい光が出る、これがチェレンコフ光。
セグレ/チェンバレン 反陽子の発見 反粒子が存在したように反陽子も存在すると発見。反水素を作ったが当時は1億分の4秒しか持たず崩壊した。現在の技術では反水素は16分程維持できる。科学の発展ヤバイ
グレーザー 泡箱 霧箱の進化版。霧箱は基本大きいサイズじゃないと使えない。雲じゃなくて、液体で観測できるようにした。粒子が通ったところだけ沸騰みたいな感じで泡が出来る

ノーベル物理学賞解説補足(1961-1980)

物理学解説サムネイル4

研究技術の進歩によりここから先は解説も難しい内容が登場
また研修の対象は宇宙にまで広がる
小さい物、目に見えない物の研究から
遂に大きすぎて果てが観測できない宇宙にまで分野が広がる

引き続き超電導は大人気、この謎に包まれた物体の研究が進む。

名言:神は左利きだったとは思えない
「自然発生したものに右や左という方向の概念は無いはず、であれば基本対称性を持つのではないかという考え方」
名言:言葉が足らなくなったら超が出てくる「現状を更に超える事象が物理にはたくさん登場するが、言葉が無いのでだいたい超を先頭につけがち」

ホフスタッター/メスバウワー 核子の構造/メスバウワー効果 陽子と中性子が大きさを持つということを突き止めた/固定して冷やすことで電磁波の動きを無くし、吸収反応を起こさせた。この反応するしないの距離が精密であった為、この後様々な観測に利用された
ランダウ 液体ヘリウム ランダウが作成した物理学の教科書は非常に難解なことで有名。政治的理由で逮捕されていたが、彼しか解けない物理学の謎が発生し、特別に釈放されるなど漫画の主人公みたいな方
ウィグナー/メイヤー/イェンゼン 原子核と素粒子の対称性/魔法数 原子はどうあるべきかを対称性の理論を軸として一気に解明した/核子が何故か安定する魔法のような数があることに気付く
ダウンズ/バリフ/プロホロフ レーザートメーザーの発明 波長が長いのがメーザー、短いのがレーザー、ここでもアインシュタインが発明のきっかけを作っている
朝永/ファインマン/シュウインガー 量子電磁力学 くりこみという研究方法で新たな学問を創出。くりこみとは想定ではnという結果だが、実験ではmとでたので、mを軸として推察する、というイメージ
カストレル 光ポンピング レーザーの研究に貢献
ベーテ 星のエネルギー生成 ここから宇宙関連が登場。太陽が輝き続けている理由を説明、凄まじい質量を犠牲に燃えている、どんどん軽くなっている
アルヴァレズ 水素泡箱 新しい研究装置を発明、これにより素粒子の動物園と呼ばれるほどたくさんの粒子が観測できた
ゲルマン クォーク模型 これまでの登場していたクォークに新たな第三のクォークが存在することを予言、後にノーベル賞を受賞する
アルベーン 電磁流体力学の基礎 地球では基本個体液体気体の3種、ところが宇宙ではプラズマと呼ばれる全部が電離した状態がよく登場する、このような分野を語るに必要な学問
ネール 反強磁性 常磁性とは磁場をかけるとその方向に弱く磁化すること、強磁性は全体がそろって磁化すること、反強磁性は隣り合う小さな磁石がそれぞれ反対を向き合う、それを発見
ガボール ホログラフィの発明 3次元で描き出す方法の発明、プロジェクションマッピングというより初音ミクのライブみたいなモノ
バーディーン/クーパー/シュリーファー BCS理論 電子が1つだと抵抗を受けるがペアになると抵抗を浮けなくなるような理論(超電導の解説)
江崎/ジェーバー/ジョセフソン 個体のトンネル効果/ジョセフソン効果 量子の世界では、エネルギーが足りなくても山をすり抜けることがある(トンネル効果)これが個体でも発生することを発見/超電導と超電導の間に絶縁体を挟んでも通り抜ける(ジョセフソン効果)
ライル/ヒューウィッシュ 電波天文学 宇宙から届いているのは可視光線だけではなく、目には見えない電波も飛んでいる。これを調べようとする学問
ボーア/モッテルソン/レインウォーター 原子核の構造 原子核を球体はなく、他の構造ではないかと提唱
リヒター/ティン 新種の重い素粒子を発見 結果クオークの4つ目の存在を示唆することに
アンダーソン/モット/バンブレック 無秩序系の電子構造 不純物が混ざったものや測定しにくい法則のない物質をイレギュラーとして取り除くのではなく、研究対象にして解析いた
ペンジアス/ウィルソン/カピッツア 宇宙背景放射/液体ヘリウムの超流動の発見 宇宙からのノイズが無くならない、ずっと観測される。実はこのノイズがビックバンの証拠の1つであった
グラショー/ワインバーグ/サラム 電弱統一理論 電磁気力、重力、強い力、弱い力、この4つの力は宇宙の始まりでは1つだったとした
クローニン/フィッチ CP対称性の破れ 鏡の中に移して、更に電荷も反転したら対称性が出るのではないかと実験⇒対称にならなかった(破れたと表現している)

ノーベル物理学賞解説補足(1981-2000)

物理学解説サムネイル5

幽霊粒子と呼ばれる、ありとあらゆるものを貫通し、観測することが出来ない粒子の存在を発見したり
電子顕微鏡の発明により、電子一粒一粒を見れるようになったり、この星の不思議が次々と解明された20年

豆知識:1秒の定義=セシウムという原子で測定する、完璧なタイミングの周波数をあてた時のみ励起する性質を利用し、光の周波数を捉える。この周波数の振動が9192631770回振動した時が1秒です。

ブロームバーゲン/ショロー/シークバーン レーザー分光学/高分解能光電子分光学 肉眼では見ることが出来なかったものをレーザーなど光を利用して解明していく学問の設立
ウィルソン 相転移の臨界現象 水が急に氷になるような急激な変化の事を相転移という、相転移付近で現れる得意な性質を研究
チャンドラセカール/ファウラー 星の進化 太陽のパワーで地球位の質量規模の星を白色矮星と呼ぶ。この星の質量上限を調べた/宇宙は最初水素とヘリウムしかなかった、そこで核融合が起きて鉄までが生成された、それよりも重い元素は超新星爆発により生成されるとした
ルビア/ファンデルメール ウィークボソンの発見 弱い力を伝達する粒子をウィークボソンと呼んだ。
クリッツィンク 量子ホール効果の発見 この発見により、デバイスに狙った通りの負荷、電磁波を与えることが出来、通信機器の進化に役立った
ルスカ/ビーニッヒローラー 電子顕微鏡/STM 物質の表面に小さい針を極限まで近づける、距離に対して針に敏感に電流が来るかで表面の凸凹が分かるという顕微鏡
ベドノルツ/ミュラー 酸化物高温超伝導体 超電導は超低温でしか発生しない、これが高温でも発生するとした。現在常温で超電導の物質は見つかっておらず発見したら確実にノーベル賞レベル
レーダーマン/シュワルツ/シュタインバーガー ニュートリノ 幽霊粒子と呼ばれる、ありとあらゆるものを貫通してしまう粒子、通り過ぎるので捕捉出来ない
ラムゼー ラムゼー共鳴 1秒を原子を用いて寸分の狂いなく測定できる方法を考えた
デーメルト/パウル イオントラップ イオンの状態でキープする方法を発明
フリードマン/ケンドール/テイラー クォーク模型の検証 原子核に電子をあてると中に芯みたいなものがある、これがクォークである、といった分野を検証
ドジェンヌ ソフトマター物理学 秩序と無秩序の間は物理学で研究が難しいとされる。その中でも液晶(液体と固体の間)を研究
シャルパック 多線式比例計数管 これまでの泡箱など測定器は写真で測定していた。この計数管はワイヤーで電子をデジタルでそのままパソコンなどに出力できた
ハルス/テイラー 新型連星パルサーの発見 間接的に重力波を観測した(重力は強力に感じるが、磁石程度で持ち上げられるほど実は微弱であり、波の幅がほぼないので観測できなかった)
ブロックハウス/シャル 中性子散乱法 基本的に波揺れは、その揺れ幅を使って測定に転用しやすい。波動を用いた新しい測定方法を発案
ライネス/パール ニュートリノ検出/タウ粒子 理論上ありそうだけどまだ見つかっていなかったモノを発見した
リー/オシェロフ/リチャードソン ヘリウム3の超流動の発見 ヘリウム3にも超流動が存在するとされていたが、発見できずにいた。このヘリウム3を極限まで冷やすことで超流動の発見につながった
チュー/コーエンタノージュ/フィリップス レーザー冷却法 温度の発生には振動が関わっており、レーザーにより動きを固定すると冷やすことが出来る、その手法を考案
ラフリン/シュテルユー/ツーイ 分数量子ホール効果 粒子は大きく分けてフェルミオンとボソンの2つに分類できる。そこに第3「エニオン」を加え理論を展開
フェルトマン/トホーフト 電弱相互作用の量子構造の解明 弱い力にくりこみが使えないことが問題視されていた。ここをクリアにするために量子の構造を解明していった
アルフォロフ/クレーマー/キルビー 情報通信技術における基礎研究 パソコンの大容量化、小型化の基礎を作った。ICチップの開発

ノーベル物理学賞解説補足(2001-2019)

物理学解説サムネイル6

・2000年代においてもアインシュタインの名前が登場、すごすぎる。
・南部さんは「何もない所に種をまくのが楽しい」と物理学の新しい発見や提案を行い、追及せずその部門から一線を引いている。かっこ良すぎ。
光ファイバーや青色LEDなど実生活に紐づいた受賞内容も登場

コーネル/ケターレ/ウィーマン 原子気体のBEC ボース粒子と呼ばれる粒子は冷やしていくと一定の温度以下で一気にエネルギーが低い状態になる。この粒子が集団で取る動きの説明が出来なかったがここで解明された
デービス/小柴/ジャコーニ 宇宙ニュートリノの観測/X線天体の発見 ニュートリノの存在は認められていたが具体的に定量を観測した/X線は大気を通過すると弱まる、これまでは観測が難しかったがロケットで宇宙に飛び出すと宇宙にはX線が大量に飛び交っていた
アブリコソフ/ギンツブルグ/レゲット 強い相互作用の漸近的自由性 クォークを単独観測することがこれまでは出来なかった。その解釈の一つがこの理論
グラウバー/ホール/ヘンシュ レーザー光の量子論/光周波数コム レーザーに量子論を当てはめるとこれまで謎だったものが解けていく、超電導と同じくレーザーの研究もまたとどまることを知らない/光の周波数を櫛でたとえ解析した
マザー/スムート 宇宙背景放射の形 宇宙が完全なる均一空間であればこの星は形成できない、どこかに濃淡や揺らぎがあって反応を起こす必要がある。実際電磁波に極小の揺らぎがあった
フェール/グリューンベルグ 巨大磁気抵抗の発見 電気抵抗とスピンの関係性を追求、のちにスピントロニクスという新しい技術の先駆けになった発見
南部/小林/益川 自発的対称性の破れ/CP対称性の破れ 宇宙の始まりには質量が無かったのに、どこかで質量が発生した。それは自発的に対称性が破れなければ起こりえないとする考え方/これまでクォークを3つとしていたがつじつまが合わず6個じゃない?と提案、結果本当に6個だった
カオ/スミス/ボイル 光ファイバー/CCDセンサ ガラスの中に光を通して情報を送る、ガラスに不純物があると減衰するが純度が高いと遠くまで届く/光電効果を用いてカメラの性能向上などに役立てた
ガイム/ノボセロフ 二次元物質グラフェン グラファイトのシート1枚をグラフェンと呼ぶ、真の二次元物質が見つかった、原子一個分の薄さなのでマジ二次元
パールマッター/シュミット/リース 宇宙の加速膨張 風船のように宇宙の膨張は段々減速していると思いきや、加速しているという謎の現象、どこからそんなパワーが生まれているのか
アロシュ/ワインランド 個別量子系の測定や操作 量子コンピューターなどで関心が寄せられている、量子の取り扱いについて解説。繊細なのですぐに壊れる
アングレール/ヒッグス ヒッグス粒子の予言 この世の質量の源となる粒子の存在を予言
赤崎/天野/中村 青色LED 電圧をかけたら発光するLEDはこれまで赤と緑しかなかったので使い道が限定されていた。(白が作れない)青があると白が作れるし、蛍光という現象を利用し色んな色が作れる
梶田/マクドナルド ニュートリノ振動の発見 スーパーカミオカンデにて発見した。地球の裏側からくるニュートリノと表から来るニュートリノに違いがあった。地球内部を通過する際に違う物質に変化している。そしてニュートリノが振動していたことも判明。振動している=質量を持つ?となり、これまでの質量を持たない幽霊説を考え直すきっかけに
サウレス/ハルデン/コステリッツ トポロジカル相転移の理論 トポロジカルとはコーヒーカップとドーナツ、全く異なる物であるが穴が1つ空いているという点では同じ物質、みたいな物凄い角度から物事を見る理論。これを物理に持ち込むと解明できた謎があった
ワイス/バリッシュ/リーン 重力波の直接観測 アインシュタインが100年前に相対性理論で存在を公言していた重力波を遂に観測
アシュキン 光ピンセット 光を使って小さな原子などを3次元的に捕捉出来る、細胞検査に役立つ
ムル/ストリックランド 超高出力高強度、超短パルスレーザー この技術によりレーシック手術が可能になった
ピーブルス/マイヨール/ケロー 宇宙論/太陽系外惑星の発見 今この宇宙にある星は自ら輝く恒星が多い。この恒星の周りに惑星があるかは謎だった。それが観測できた。つまりこれまでは地球が生物が住むに最適だったが同じような星が違う銀河に存在するかも、となった

ノーベル物理学賞関連商品

この書籍では解説しましたノーベル賞が実際私たちの生活にどのように登場しているかを理解することが出来ます

たびたび登場したアインシュタインの「相対性理論」に特化して学ぶならこちら。理解できると背筋がゾクゾクしますよ!

宇宙の話、本当に何時間でも聴いてられる。面白すぎる

こーゆーの大好き、衝動買いしちゃうんですよね(笑

教育系Youtuberヨビノリから学ぶノーベル物理賞の歴史とこれからの時代まとめ

さて、大長編としてお届けしました今回の特集、いかがだったでしょうか。目に見えないものを見ようとする⇒見ることが出来る機器が登場⇒その機器を用いて新たな粒子や物質を発見⇒そのデータから更に改良された観測機器が登場⇒更に…という人類の知的欲求に対するあくなき挑戦に胸が熱くなりましたね。

人類はこの星の一番小さい原子を鮮明に見ることが出来ました。であるならばきっと次はニュートリノや宇宙の果て、銀河の先も見える日が来ることでしょう。全ての謎が解けたその日、我々は何を想い、どんな行動を起こすのでしょうか。笑い話にしていた宇宙人の存在や、重力のない世界なども冗談ではなくなってきているのかもしれません。

到底予想もつかない出来事や、あまりにもスケールの大きい話を聞くと、自分の悩みがいかにちっぽけか、という気付きにも繋がりますね。この知識が明日から何かに使える、という訳ではないと思いますがこのワクワクした感情を大切にしたいですね!やっぱり人間は学ぶことで成長し、学ぶことで幸福を感じる生き物なんだと思いました。

今後も有益な情報を積極的に共有していきます!
是非これからもよろしくお願いいたします。

それではまた。