今回はクローン技術や不老不死の鍵となる細胞学ついて学びます
こんにちは!ためになるYouTubeまとめブログ管理人のゆーくんです。
2014年世間を震撼させたSTAP細胞、今後様々な医療分野に革命的な進歩を与えるであろうIPS細胞、ES細胞。今回は生と死の倫理観など全ての常識をくつがえす可能性のある今業界から高い注目を集める細胞学に関する情報をお届けします。人類の科学力は、神の領域へと足を踏み入れつつあります。
STAP細胞・ES細胞・IPS細胞についてYouTubeで学ぶ
- 【引用/出典】令和TV
- 【投稿日】2021/02/11
- 【投稿動画概要】都市伝説、陰謀論、最新の医療や精神世界の話題など興味をそそられる内容を独自の考察を踏まえて紹介するチャンネルです。
前回の占星術記事に引き続き令和TVが再登場。今回は短い動画の中でありったけの細胞学に関する情報を詰め込まれた動画をご紹介します。
過去に令和TVのYouTubeを取り扱った記事はコチラ↓
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STAP騒動の真相、生命科学界の内幕、業火に焼かれる人間の内面を綴った衝撃の手記。1研究者への夢 2ボストンのポプラ並木 3スフェア細胞 4アニマル カルス 5思いとかけ離れていく研究 6論文著者間の衝突 7想像をはるかに超える反響8ハシゴは外された 9私の心は正しくなかったのか 10メディアスクラム 11論文撤回 12仕組まれたES細胞混入ストーリー 13業火etc.
真実を歪めたのは誰だ? STAP騒動の真相、生命科学界の内幕、業火に焼かれる人間の内面を綴った衝撃の手記。
本書の内容
2006年,人類史上に残る大きな革命がおきました。「iPS細胞(人工多能性幹細胞)」の誕生です。iPS細胞は,体の中のあらゆる細胞になることができます。皮膚や血液の細胞など,いったん“運命”の決まった細胞が,その運命をリセットされて,ほかの細胞になる能力(多能性)を獲得してiPS細胞になるのです。このようなことは自然界ではおこりえません。
iPS細胞は,ES細胞や組織幹細胞といった,ほかの幹細胞などとともに,体の必要な組織を再生する再生医学への応用が期待され,世界中で研究されています。何と,肝臓や腎臓などの臓器の再生という,SFのような話も現実味を帯びてきているのです。
本書では,そんなiPS細胞の誕生秘話から再生医学の最前線まで幅広く紹介します。ぜひご一読ください。
STAP細胞騒動について
2014年1月に小保方晴子(理化学研究所)と笹井芳樹(理化学研究所)らが、チャールズ・バカンティや若山照彦(山梨大学)と共同でSTAP細胞を発見したとして、論文2本を学術雑誌ネイチャー(1月30日付)に発表した。発表直後には、生物学の常識をくつがえす大発見とされ、小保方が若い女性研究者であることもあって、世間から大いに注目された。
しかし、論文発表直後から様々な疑義や不正が指摘され、7月2日に著者らはネイチャーの2本の論文を撤回した。その後も検証実験を続けていた理化学研究所は、同年12月19日に「STAP現象の確認に至らなかった」と報告し、実験打ち切りを発表。同25日に「研究論文に関する調査委員会」によって提出された調査報告書は、STAP細胞・STAP幹細胞・FI幹細胞とされるサンプルはすべてES細胞の混入によって説明できるとし、STAP論文は「ほぼ全て否定された」と結論づけられた。出典:wikipedia
ゆーくん
人間が受精卵から産まれるまでの過程と再生医療について
全ての人類が1つの受精卵から生命としての始まりを迎えます。その後受精卵は何度も細胞分裂を繰り返していくのですが、その際に
- 体以外を形成する胚対外組織
- 体自体を形成する多機能細胞
の2種類に分かれていきます。元は同じ細胞なのですが、この分岐後、互いの細胞は互いの細胞に書き換わる事はありません。分裂した瞬間にその細胞の仕組みがロックされてしまってもうそこから変異しないという訳です。
分かりやすくお伝えすると、心臓を作る細胞と決定されたらもうその細胞は心臓専用に。胃を作るならば胃専用に、分化する。そしてもう戻らないということです。
この全ての根源となる最初の細胞を人工的に用意し、更に人工的にあらゆる臓器に変化を促す技術を開発する、これが再生医療と呼ばれる医療の仕組みです。
ES細胞について
ES細胞とは、この様々な細胞に変身する前のいわゆる「万能細胞」のことを指します。
厳密には受精卵のもう一段回手前の状態で採取する細胞がES細胞と呼ばれています。
受精卵が子宮にひっつくことを「着床」と呼びますが、この着床の直前、胚盤胞と呼ばれる段階に「内部細胞塊」という特殊な細胞が形成されます。この細胞を抜き出したもの、それこそが再生医療の鍵となる「ES細胞」です。
ES細胞の課題
これからまさに人としての細胞分裂を繰り返す直前の細胞であり、そのまま「初期化状態で成長を止めておく」ことが非常に難しいと言われています。放置しておくと死んでしまうか、成長してしまう訳ですね。またこの抜き出し行為をしなければその後赤ちゃんとして生まれる受精卵に対する行為ですので、倫理観上の難しい課題が残ります。
そのまま赤ちゃんとして生まれて命を奪い、臓器移植によって他の人類の生命維持のために利用する事と、まだ生き物ではない状態の細胞の一部を抜き取り他の人類の生命維持に利用する。この両者に倫理観上の違いがあるかどうかという、答えの無い問題があります。
それであれば、自身の体の一部の細胞を利用し、自分の体の為に利用する。自分の分身を作り自分にあてがう、このシステムの方が生命を奪う訳ではなく倫理的に納得しやすい。この考えを元に研究されているのが「IPS細胞」です
IPS細胞について
これまでの話をまとめ、IPS細胞の説明を行います。
- 細胞は本来一度成長すると、その用途が確定し、更なる臓器に変身することはない
- 様々な臓器に変身する直前のいわゆる万能細胞は、受精卵の頃に存在する
- 受精卵からその万能細胞を抜き取る行為は殺人に近い行為であるため倫理上の問題がある
- つまり既に変化を遂げた細胞の遺伝子情報を操作し、もう一度万能細胞の頃まで初期化できれば倫理問題をクリアできる
- 細胞に4つの遺伝子情報を組み込み、細胞の初期化を施す、これこそがIPS細胞である
いかにIPS細胞が凄まじい技術かお分かりいただけたかと思います。そんな神のような技術、IPS細胞ですが、こちらも課題があります。
IPS細胞の課題
上記遺伝子情報の書き換えの際に、どうしても「がん細胞の元」になる情報を使用せざる負えない点です。がん細胞とは生命維持において悪影響ですが、放置しても無限に増殖し続けるという強い増殖機能を有しており、この機能を利用する事が不可欠である、という事です。IPS細胞により予備のクローン内臓を作ることが出来るが、その臓器を移植するとガンに発症する確率が上がってしまう、というジレンマです。当然100%発症するわけではありませんが、がん発症を覚悟の上で寿命を延ばす。これは医療と呼べるのか、こちらも答えの無い問題がそこにはあります。
命を奪う事も無く、癌によるリスクにおびえる事も無く、全ての臓器に変身が出来て、細胞取得、及びその細胞を保管管理する技術も容易である。ES細胞とIPS細胞のデメリットを全て消し去る。そんな神のような細胞が、幻と呼ばれているSTAP細胞です。
STAP細胞について
受精卵でも無く、既にある細胞の遺伝子情報を書き換える訳でもなく、今ある体細胞にPH5.7の弱酸性の液体に短時間漬け外的刺激を与える。これだけで初期化された細胞を作る事が出来る。これがSTAP細胞と呼ばれる細胞の作り方です。恐ろしく簡単に夢の万能細胞が完成すると、にわかには信じられない情報です。
これまでは全ての細胞は、用途が決まるともう二度と変化することはない、という理論でしたが、ここに更なる解釈を加える事となります。確かにもう変化することは無い。しかし全ての万能細胞を使い切ったわけでは無く、ごく少数の万能細胞は大人の体内にも存在する、ただ通常生きているだけではその細胞が表に出て来ることはないという理論でした。
その細胞を刺激により活性化させ、抜き出し、増殖出来れば再生医療に使用できるといった発表で当時も業界を震撼させました。
結局今もこのSTAP細胞は存在するのか、嘘だったのか、それは誰にも分かりません。
YOUTUBE STUDY POINT!!
YouTuberから学ぶSTAP細胞・ES細胞・IPS細胞まとめ
いかがだったでしょうか。YouTubeでこのような最先端医療に関する知識も手に入るとは驚きですよね。学校でも社会でも教えてくれない、けれど理解しておくことがきっと人生の役に立つ、そのような情報を今後も出来る限り探し出し、お届けして行こうと思います。混沌とした世界情勢ですが、今も人知れず人類を悲しみや、痛みから救い出そうと必死に努力している人々がいます。出来る事は少ないかもしれませんが、応援する気持ちを胸に持ち、明るい未来を共に願いましょう。
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今後もためになるYouTubeを様々な角度から探し出し、皆様にご紹介します!
それではまた。