今回は森鴎外の名作「高瀬舟」について学びます
こんにちは!ためになるYouTubeまとめブログ管理人のゆーくんです。
今回は国語の教科書にも掲載されている森鴎外の名作小説「高瀬舟」の書籍解説動画をお届けします。
芥川龍之介、太宰治、夏目漱石など歴代の偉人作家の作品は、多くの場合無料で公開されています。ぜひこの機会に名作を読み、物思いにふける、そんな大人な過ごし方を味わってみましょう。
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【森鴎外『高瀬舟』をもう一度読んでみた!【あらすじ・考察】 出典:文学YouTuberベル
小説、純文学、ビジネス書まで様々な書評動画を投稿する文学系YouTuber。年間数百冊を読み磨いたその感性で今回は高瀬舟の読みどころを解説しています。
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ゆーくん
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書籍解説系YouTuberから学ぶ「森鴎外の高瀬舟」
高瀬舟概要
- 高瀬舟とは京都の高瀬川を上下する小舟のこと
- この小舟、島流しを言い渡された罪人が大阪に行くときに乗せられる舟である
- 凶悪犯は死刑、軽犯罪の島流しとはならないため、その中間に当たる罪人が対象者であった
- 主人公喜助は弟殺しの罪でこの舟に乗っていた
- 島流しを喜ぶように見えた喜助に対し役人はその理由を尋ねる
- これまでは地獄だった、自分の居場所なんて無かった
- それに比べてお上がここに住めと居場所を与えてくれた、だから嬉しいと
- 人の欲は止まらない
- ところが喜助は今の現状に幸せを見いだしている
- これが足るを知る、である
- 喜助の弟は病弱で、常に兄迷惑をかけていたことを苦に思い自殺を図った
- しかし自殺未遂に終わったが、重症の弟はこのまま死を望む
- 兄はその願いを受け入れ、その様子を近所の住人に見られていたため殺人の罪となった
- 果たしてこれが人殺しなのか
- 喜助と役人を乗せた船はゆっくりと黒い水面を進んでいった
高瀬舟の感想
- 足るを知るとは老子の言葉である
- そのままの意味だと「満足を知っている者は豊かな者である」という意味
- 欲望に溺れ、人生にむなしさを感じてはいけない
- でも、人間の欲、そのものを否定しても良くないと考える
- どちらかというとポジティブシンキングという感覚、を大切にする、これが知足であると考える
- 弟の死ぬシーンの描写は非常にリアルで衝撃が強いがその分、生きると言う事について考えさせられる良いきっかけになる
まとめ
- 人間には際限のない欲望があり、それに翻弄される者もいる
- 一方でその欲望が新しい発明や素晴らしい芸術を生んでいて一概に欲を否定する事も出来ない
- 少なくとも欲望と現状のギャップに対してマイナス思考にならぬよう、常にポジティブな発想を持ち合わせて生きる事で幸福を繋ぎとめていたい
書籍解説YouTuberから学ぶ森鴎外「高瀬舟」 まとめ
今回は森鴎外の名作小説、高瀬舟のあらすじ、そしてそこに描かれた幸福論、人間の欲求についてご紹介致しました。
文章のみで独特の世界観や感情をリアルに描き、読み手にその後何年も記憶に残り続ける言葉を刻む。小説家、文豪の素晴らしさ、偉大さが良く分かりますよね。
技術が発達し、漫画、アニメ、音楽と様々な手法で自分の描く物語を他者に共有展開する事が出来る世の中となりました。その中でも言葉のみで無限のイメージを与える小説家。
ぜひ他の名作と呼ばれる作品にも触れ、完成を磨いていきましょう。きっとこの先の人生の何かの役に立つことでしょう。
今後もためになるYouTubeを様々な角度から探し出し、皆様にご紹介します!
それではまた。