クリプトウルフ君
「どうしてビットコインの価格は急に動くんだろう?」
「プロはどんな情報を見て取引しているの?」
仮想通貨トレードで悩む方々へ、今日はプロのトレーダーが実践している「マクロ分析」の手法についてお伝えします。
チャートだけでは見えない、価格変動の真実
■ なぜチャートだけでは不十分なのか
実は、仮想通貨の価格変動の多くは、以下のような要因によって引き起こされています:
1. 世界の株式市場の動向
2. 米ドルの強弱
3. 金利の変化
4. 市場参加者の心理状態
これらの情報をリアルタイムで効率的に収集するために、プロのトレーダーが活用しているのが世界株価というサイトです。
投資の基本:リスク資産と安全資産
クリプトウルフ君
Q. リスク資産と安全資産って何が違うんですか?
簡単に言うと:
■ リスク資産
– 価格が大きく上下する資産
– 儲かる可能性が高い半面、損をするリスクも大きい
– 例:株式、仮想通貨、新興国通貨
■ 安全資産
– 価格の変動が小さい資産
– 大きな利益は期待できないが、安定している
– 例:国債、円
Q. 「相関がある」というのは、どういう意味ですか?
相関とは、「一緒に動く傾向」のことです。
■ 例えば:
– ナスダック指数(米国のハイテク株指数)が5%上がると、ビットコインも上がることが多い
– 逆に、ナスダックが下がる時は、ビットコインも下がりやすい
これを「ナスダックとビットコインには強い相関がある」と表現します。
Q. 世の中が不安になると、お金はどう動くんですか?
世の中が不安定になると:
1. リスク資産から資金が離れる
– 株式市場が下がる
– 仮想通貨が売られる
– 新興国通貨が弱くなる
2. 安全資産に資金が集まる
– 円が買われる(円高)
– 金(ゴールド)の価格が上がる
– 国債が買われる
このように、市場の状況によって、お金の流れる先が変わります。
実際のトレードに活かす:具体例で理解する
クリプトウルフ君
事例1:株式市場が急落したケース
■ シナリオ:アメリカの株式市場が大きく下落
市場の動き:
– ナスダックが5%下落
– ダウ平均が4%下落
– VIX(恐怖指数)が30まで上昇
この時:
– 仮想通貨市場も連動して下落する可能性が高い
– 株価の下落が大きいほど、仮想通貨の下落も大きくなりやすい
– VIXが30を超えると、さらなる下落に警戒が必要
事例2:金利が下がると予想されるケース
■ シナリオ:FRB(米連邦準備制度理事会)が利下げを示唆
市場の動き:
– 米国債の金利が低下
– 米ドルが弱くなる(ドル安)
– 株式市場が上昇
この時:
– 仮想通貨市場にも資金が流入しやすい
– 特にビットコインが買われやすい
– アルトコインも連動して上昇する傾向
事例3:AI関連銘柄が急上昇するケース
■ シナリオ:NVIDIAなどAI関連株が好決算を発表
市場の動き:
– テクノロジー株が全体的に上昇
– 特にAI関連銘柄が大きく上昇
– 市場のマインドが改善
この時:
– AI関連の仮想通貨が買われやすい
– ビットコインも緩やかに上昇
– 新規プロジェクトへの資金流入も活発に
クリプトウルフ君
世界株価で最初にチェックすべき重要項目
クリプトウルフ君
1. アメリカ市場の確認
■ ダウ平均株価
– アメリカを代表する30社の株価平均
– 前日比(+か−)で市場の方向性を確認
– 仮想通貨市場の方向性とよく連動
例えば:
– ダウが+2%:市場は強気→仮想通貨も買われやすい
– ダウが-2%:市場は弱気→仮想通貨も売られやすい
■ NASDAQ(ナスダック)
– テクノロジー企業が多く上場する市場の指数
– ビットコインとの連動性が特に強い
– Meta、Apple、Googleなどの動向がわかる
2. アジア市場のチェック
■ 日経平均株価
– 日本の株式市場の動き
– 朝一番に確認できる重要指標
– アジア市場全体の雰囲気がわかる
■ 上海総合指数
– 中国本土の株式市場の指標
– 中国関連の仮想通貨に強い影響
– アジア時間の取引の方向性を示唆
3. 為替市場
■ ドル円の動き
– 上がる=ドル高円安
– 下がる=ドル安円高
– 115円を超えるドル高時は要注意
■ ドルの強弱
– ドルが強い→リスク資産は売られやすい
– ドルが弱い→リスク資産は買われやすい
4. VIX(恐怖指数)
■ 数値の見方
– 15以下:市場は楽観的
– 15-25:通常の範囲
– 25以上:警戒モード
– 30以上:仮想通貨の大きな下落に注意
クリプトウルフ君
情報を活用した具体的なトレード戦略
クリプトウルフ君
買いエントリーを考えるケース
■ 好調な市場環境の特徴
1. 米国市場
– ダウ平均が前日比プラス
– ナスダックも上昇基調
– 特にテクノロジー株が強い
2. アジア市場
– 日経平均が上昇
– 中国市場も堅調
– アジア通貨が安定
3. 市場心理
– VIXが20以下で推移
– ドルが弱含み
– 金利の上昇懸念が後退
売りエントリーを考えるケース
■ 警戒が必要な市場環境
1. 米国市場
– ダウ平均が大きく下落
– ナスダックも弱い
– 特にハイテク株が売られている
2. アジア市場
– 日経平均が下落基調
– 中国市場も軟調
– アジア通貨が弱含み
3. 市場心理
– VIXが30以上に上昇
– ドルが急激に強くなる
– 金利上昇への懸念が強まる
実践的なトレード手順
■ 毎日のチェックポイント
1. 朝一番(日本時間9時頃)
– 日経平均の確認
– アジア市場の動向チェック
– 前日の米国市場の影響を確認
2. 夕方(日本時間17時頃)
– 欧州市場の動き
– VIXの状況
– 為替市場の動向
3. 深夜(日本時間23時以降)
– 米国市場のリアルタイムな動き
– テクノロジー株の値動き
– 重要な経済指標の発表をチェック
マクロ分析を活かしたトレードを始めるには
クリプトウルフ君
■ おすすめの取引所
取引所選びのポイントは、取扱銘柄の多さと使いやすさです。以下の記事で、取引所の詳細な情報と口座開設方法を解説しています:
– MEXCの詳細と口座開設方法
– BYBITの特徴と始め方
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